課題名 | 10 イノシシ、シカの生息分布の解明 、と被害防止対策の確立 、1)防護柵失敗事例の収集と改善法の提案 、 (2) 自動撮影カメラによる捕獲檻へのイノ 、シシ行動観察 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 完H25 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:自動撮影カメラを用いて捕獲檻周辺においてイノシシの観察を行い、効率的に捕獲を行うための基礎的な知見を得る。 、成果:イノシシの檻周辺での時間帯別の撮影頻度は日没後(18:30~)急増し、いったんは減少するが、深夜(23:30~)頃再び増加した。月別の撮影頻度では8月および10月が高く、11月になると低下した。誘引餌と比較して利用価値の高い堅果類が、森林で供給されたためと考えられる。捕獲された群れの観察から、檻に慣れても捕獲に長期間かかる個体、また檻に慣れる様子が観察されずとも捕獲される個体がいることが示唆された。イノシシ誘引のために撒いた餌には様々な鳥獣が誘引されている様子が撮影された。これらの鳥獣が農作物へ被害を与える可能性も考えられるため、誘引餌の設置は周辺の圃場に作物がない時期に行うか、圃場の防護を実施してから行う必要があると考えられた。 |
カテゴリ | シカ 防護柵 |