課題名 | ヤマトイモの効率的種いも生産技術の確立 |
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研究機関名 |
山梨県総合農業技術センター |
研究分担 |
野菜作物科 |
研究期間 | H25~27 |
年度 | 2013 |
摘要 | 小切片種いも2gの温度による萌芽率について、25℃は1ヶ月程度で100%萌芽した。また、20℃は2ヶ月半程度後に100%萌芽した。15℃では萌芽がみられなかった。このことから25℃育苗が望ましい。小切片種いも2,5,8gを用いてハウストンネルと露地トンネル、播種期を4/10、5/10、6/10に分けて萌芽率やイモ重を調べたところ、小切片重が大きいほど萌芽が早くなったが、最終的な萌芽率に差がみられなかった。また、播種時期が早いほどハウストンネル条件の萌芽が早い傾向だが、遅くなると違いが少ない傾向となった。育苗最低日数は、4/10で約75日、5/10で約55日、6/10日で約40日程度であった。種イモ重は、2gから20~80g程度の重さになったが、いずれの播種期でも露地トンネルでイモ重が大きい傾向であった。小切片種いも2,5,8gを用いて栽植密度の違いによるサイズや重量、種いも品質については、小切片重量が大きくなるほど、また栽植密度が低くなるほど長さや幅、1個重が大きくなる傾向であった。また、栽植密度を高めると楕円と球の割合が高くなるが、広がるにつれて楕円8割程度となり、バチの割合が増加した。 、萌芽率は、いずれの区で90~100%程度となった。 、簡易定植機を用いた栽培において、収穫機による作業性を調べたところ、簡易定植機による種イモの定植位置が深かったことで楕円状のイモが途中で切断されたり、収穫機のコンベア部による表皮の損傷がみられ傷イモ率が高くなった。1a当たりの種イモ収穫に要する作業時間では、堀上・収穫までの時間が128分に対して67分となるなど約50%と削減された。 |
カテゴリ | 育苗 栽培技術 収穫機 播種 |