茶園における温暖化対策技術の開発

課題名 茶園における温暖化対策技術の開発
研究機関名 滋賀県農業技術振興センター
研究分担 茶業指導所
研究期間 継H24~26
年度 2013
摘要 目的: 
、温暖化に対応する茶園管理技術として、夏期の干ばつ対策技術を確立する。また、干ばつ条件下で実施可能なうね間深耕技術を開発する。さらに、クワシロカイガラムシ発生予測についての再構築を行う。
、成果:土壌水分がpF3.0程度の状態では、気孔コンダクタンスが低下し秋芽の生育が劣った。アメダス気象データを基に算出した降水量推定値から、土壌pF推定モデル式を用いて土壌pFを推定したところ、実降水量による推定と同等の精度であった。気孔コンダクタンスの測定葉位は、茶芽の生育にあわせて上位葉への移行が必要であった。茶樹の生育と関連性が高い土壌水分の位置は、50cm深と雨落ち部10~20cm深で、かん水効果が高いかん水位置はうね間、次いで雨落ち部であった。
、2月深耕は一番茶摘採時点で根量が十分回復していないと思われた。隔年隔うね間深耕では1年目の処理間差は見られなかった。
、気象変動がクワシロカイガラムシの発生消長に及ぼす影響として、第2世代ふ化期間に高温化傾向による影響を受けている可能性が示唆された。第2世代のふ化最盛日予測には茶株内温度が有効であった。2化地帯では高温補正により、予測精度が高くなった。茶株内温度の推定にはメッシュ気温から正弦曲線による温度補正を利用した推定式が有効であると考えられた。
カテゴリ 温暖化対策 管理技術 深耕技術

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