課題名 | 水環境を守る肥料の低投入・低流出稲作技術の開発 |
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研究機関名 |
鳥取県農林総合研究所農業試験場 |
研究分担 |
環境 作物研究室 |
研究期間 | 完H22~25 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的;湖山池に関しては近年、富栄養化物質であるリンや窒素が増加傾向にあり、農業分野においても環境負荷低減への貢献が求められている。そこで水稲作において、水環境の向上による環境保全型農業の推進と生産コストの低減を図ることを目的に、リン酸投入方法の改善および窒素・リンなどの富栄養化物質の流出低減技術を確立する。 、 、成果;土壌中の可給態リン酸量が異なる4ほ場を選定し、リン酸施用水準が異なる3処理を設け水稲栽培を行った(4年間継続調査)。土壌中の可給態リン酸量が最も低いほ場においても、リン酸減肥区の収量、品質は慣行栽培と同等であり、施肥リン酸量低減の可能性が示唆された。また、リン酸施肥量を減らすことで田面水のリン含量が低減した。 、鳥取市金沢において、浅水代かき・浅水管理の普及に有効となる簡易ほ場均平作業法について試験を実施した。従来法と比較して均平作業の精度を維持し、作業の簡便化が図られ、現地での普及性が高いと考えられた。 |
カテゴリ | 肥料 環境負荷低減 コスト 水稲 施肥 水管理 |