課題名 | 柑橘残渣を活用した高付加価値卵生産(地域資源循環につながる国産柑橘加工技術の刷新) |
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研究機関名 |
高知県畜産試験場 |
研究分担 |
中小家畜課 |
研究期間 | 継 、H24~26 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:廃棄されている柑橘残渣を採卵鶏の飼料として活用し、資源循環型の養鶏の実用化を検討する。 、成果:1)土佐ジローへユズ残渣添加割合を2.5%、7.5%、無添加(対照区)として実施したところ、7.5%区で若干の食滞がみられ、産卵率の低下が顕著であった。卵質においては2.5%区でCF値、HU(鮮度指標値)、卵黄率が有意に高い結果となった。2)血漿生化学検査では、7.5%区が他区よりもグルコース、Ca、Pが低く、ALP(アルカリフォスファターゼ)は高い結果となった。3)ロードアイランドレッドへユズ残渣添加割合を2.5%、5%、無添加(対照区)として実施したところ、柑橘残渣添加割合が増えるにつれて産卵率が低下した。卵質においては2.5%区で卵重が低く、CF値、卵黄率が有意に高い結果となった。4)機能性成分含量は2.5%区、5%区がβ-クリプトキサンチン、α-トコフェロール、ルテインの各成分で対照区よりもやや高い結果となった。5)土佐ジローへの2.5%添加区(放飼)で生産性への悪影響がなく、卵の鮮度持続性、食味性の向上が示唆された。 、 |
カテゴリ | 加工 機能性成分 高付加価値 鶏 ゆず 良食味 |