環境負荷低減を目指した必須アミノ酸高含有飼料イネの開発

課題名 環境負荷低減を目指した必須アミノ酸高含有飼料イネの開発
課題番号 2012021656
研究機関名 農業生物資源研究所
農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所
北興化学工業株式会社
研究期間 2008-2012
年度 2012
摘要 必須アミノ酸であるリジンの高含有系統の作出について、種子の胚特異的オレオシンプロモーターを用いて、改変DHDPSの発現およびRSIS法によるLKR/SDHの発現抑制を組み合わせることにより、種子における遊離リジン含有量に比べて約95倍増加する系統を作出し、トリプトファン並みの高含有化に成功した。また、飼料イネ品種「クサホナミ」を用いてウイスカ直接導入法により、選抜マーカーフリーとなった遊離リジン高含有系統を作出した。 スレオニン高含有系統の作出について、改変遺伝子をユビキチンプロモーター制御下で導入した形質転換イネにおいて、緑葉と種子での遊離スレオニン含有量の増加が認められた。 リジン含量の増加した飼料用イネを開発するために遺伝子導入した、改変ジヒドロジピコリン酸合成酵素(DHDPS)遺伝子の発現を、DHDPS認識抗体を用いたウエスタン分析により解析した。緑葉より抽出したタンパク質を用いて分析した結果、個体間で差は見られるものの、いずれの個体においても導入遺伝子由来の翻訳タンパク質の存在が認められ、導入遺伝子が正常に機能していることが確認された。
カテゴリ 環境負荷低減 飼料用作物 品種

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