オオムギ種子形成関連形態遺伝子の単離と機能解明

課題名 オオムギ種子形成関連形態遺伝子の単離と機能解明
課題番号 2012021777
研究機関名 農業生物資源研究所
岡山大学
研究期間 2011-2012
年度 2012
摘要 cer- zv. 268 同質遺伝子系統を使い、葉片および全個体の乾燥試験、葉緑素および色素透過試験、クチンおよびワックス分析、分子マーカーの開発とマッピングを行った。cer-zv変異体は顕著な弱勢を示し、その原因は植物体表皮からの急速な水分の消失であったが、クチンモノマーの主成分のすべての含有率が低下したことに起因した。cer-zvは4H染色体の動原体に近い位置へマップされた。
オオムギでは穂の先端に針状の組織である「芒(ぼう)」が長く伸びている。ところが、東アジア地域では芒の短い品種が少なからず見られる。この研究では芒の長さを短くする遺伝子(lks2)を特定することを目指して行った。研究の結果、SHI転写因子という遺伝子が芒の長さを決めることがわかった。自然変異由来の短芒遺伝子は芒の長さのみを約半分に短縮し有用である。しかし、X線照射などで人工的に誘発された短芒遺伝子は芒が極端に短くなることに加え、雌ずいの柱頭の毛を著しく減少させ種子の実りが悪くなり実用性が無いことがわかった。 さらに、乾燥に弱いオオムギ突然変異体cer-zvについて、マッピングを行った。
六条性遺伝子Vrs1がコードするHvHox1タンパク質が側列小穂の核内に局在することを免疫染色で証明した。またコムギ赤カビ病抵抗性遺伝子の候補遺伝子であるMDRがコードするABCトランスポーターの活性測定をおこなった。
カテゴリ 大麦 乾燥 抵抗性遺伝子 品種

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