微生物相解析によるリンゴ有機栽培実践園における病害虫発生抑制要因の解明

課題名 微生物相解析によるリンゴ有機栽培実践園における病害虫発生抑制要因の解明
課題番号 2012022192
研究機関名 (独)農研機構
国立大学法人弘前大学
研究期間 2009-2012
年度 2012
摘要 K園とK園模倣園を中心にリンゴ葉圏とリンゴ園土壌の主要微生物種(病原菌と非病原菌)とその季節変動,及びK園に棲息する内生菌群集の多様性を分析した結果,K園ではK園模倣区に比べて明らかに黒星病の病斑と褐斑病の落葉が軽度で果実の汚れが少ないこと,K園の葉圏ではAureobasidiumとCryptococcusが特徴的に少なく,8月にPseudomonas属菌の急激な増加と寡占が起こることを明らかにした。K園と慣行栽培園のリンゴ果実(皮)から分離した内生菌には共通の種が見られたが,K園の方が腐敗菌の成長を抑制する傾向を示し,質的な違いが存在する可能性が示唆された。また,リンゴ園全体の葉に棲息する内生菌の群集を把握し,無農薬で栽培されているK園の内生菌と慣行栽培の内生菌は腐敗菌を抑制する能力に差が生じている可能性が示唆された。以上,様々な栽培環境下のリンゴ園の葉圏微生物相を分析・評価することが可能になった。
カテゴリ 有機栽培 病害虫 害虫 季節変動 黒星病 農薬 りんご

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