課題名 |
周年飼料生産を行うための飼料用米・稲発酵粗飼料品種の育成 |
課題番号 |
2013023491 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター
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研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2013 |
摘要 |
二毛作に適性のある飼料用米、および稲発酵粗飼料用の系統育成をめざし、集団育種法に準じて交配、集団養成(世代促進)、個体選抜、系統選抜、系統育成、生産力検定(多肥、極多肥、晩植、直播等)、いもち病真性抵抗性遺伝子の推定、葉いもち・穂いもち・縞葉枯病等の抵抗性、穂発芽性、脱粒性等の検定を行った。また稲発酵粗飼料用の有望系統は畜草研に依頼し飼料成分の近赤外分析を行った。有望系統は系適、奨決等により地域適応性を評価した。北陸研究センターにおける生産力検定試験では、「収9037」(北陸193号/収飼7609(北陸218号))は移植多肥における粗玄米重が89kg/a、移植極多肥における粗玄米重が91kg/aであり、「北陸193号」に優る多収を示した。しかし本年度の試験において「収9037」は母本の「北陸193号」で問題となっている、種子休眠が深すぎる性質を受け継いでいることが判明したため、地方番号の付与は見送ることとした。また「収9300」(北陸193号/北陸143号//北陸193号)の粗玄米重は移植多肥でおよび移植極堆肥で88kg/aとなり「北陸193号」に優る多収を示した。この系統については昨年の粗玄米重が「北陸193号」を下回っていたため、地方番号の付与は見送ることとした。稲発酵粗飼料用の有望系統「関東飼258号」(北陸193号/宮崎飼42号)は晩植試験において風乾全重が多収だったが、やや倒伏が見られた。
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カテゴリ |
育種
いもち病
近赤外分析
縞葉枯病
飼料用米
飼料用作物
抵抗性
抵抗性遺伝子
二毛作
品種
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