課題名 |
もち米の飼料特性解明と乳牛への給与技術の開発 b.飼料用もち米の乳牛向け調製・給与技術の開発 |
課題番号 |
2013023566 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2013 |
摘要 |
飼料用もち米品種「もちだわら」の乳牛における消化特性および栄養価を明らかにするため、in vitro消化試験、無線式ルーメン(第1胃)pHセンサーによるルーメンpHのモニタリング、全糞採取法による玄米と籾米の消化試験を実施した。各試験とも飼料用うるち米品種「モミロマン」と比較して「もちだわら」を評価した。その結果、「もちだわら」の48時間乾物消失率は玄米、籾米ともに「モミロマン」と同程度の消失を示した。「もちだわら」の籾米を粉砕して飼料中35%量を給与した時のルーメンpHは7.1~6.7の範囲にあり、「モミロマン」を給与した時と似た推移を示した。「もちだわら」の玄米および籾米の各成分消化率は「モミロマン」と同程度でありTDN含量もほぼ一致した。「もちだわら」のTDN含量は玄米で96.6%、籾米で80.7%であった。以上から、もち米品種「もちだわら」はうるち米品種「モミロマン」と消化特性や栄養価に違いは認められず、飼料価値に差がないことが確認された。
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カテゴリ |
飼料用作物
乳牛
品種
モニタリング
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