| 課題名 | 暖地における高品質肉用鶏への飼料用米の給与技術の開発 |
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| 課題番号 | 2013023603 |
| 研究機関名 |
東北大学 大学院農学研究科 福岡県農業総合試験場 |
| 研究期間 | 2010-2014 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | 暑熱期における飼料用米の最大限給与に対する鶏の反応を解明する目的で、「はかた地どり{(シャモ×横斑ロック)×白色ロック}」に、3mm粉砕玄米を50%配合した前期飼料を餌付けから給与し、続けて全粒玄米および全粒モミ米を60%配合した後期飼料を給与した。後期の給与開始時期は4週齢および6週齢の2水準とした。なお、試験は6~8月に行った。 その結果、前期に粉砕玄米50%、後期に全粒玄米または全粒モミ米60%を給与しても、体重、飼料要求率は通常トウモロコシ飼料とほぼ同等であり、暑熱期の地鶏においても飼料用米によるトウモロコシの全量代替が可能であった。ただし4週からモミ米飼料に切り換えた区では一時的にモミを忌避して散らかす行動が顕著であり、体重、飼料要求率ともにやや低下した。また、玄米60%飼料給与の2区では出荷時の敷料水分が通常飼料区より有意(p<0.05)に5~8%高く、玄米多給が床面を悪化させることが明らかになった。また、育成後の地鶏肉スープの評価において、対照の通常飼料区に対し、玄米60%給与区では「好ましさ」の評価が、モミ米60%給与区では「うま味」の評価がそれぞれ有意(p<0.05)に高まり、飼料用米多給によって地鶏肉の食味は改善されることが示された。 次に、上記暑熱期試験で示された玄米多給による敷料水分増加を解消するため、「はかた一番どり{(横斑ロック×白色ロック)×白色ロック}」に全粒玄米60%配合飼料を給与し、複合酵素剤およびフィターゼ製剤を高低各2水準の添加を行った場合の敷料水分低減効果を調査した。なお、試験は適温期である11~12月に行った。 その結果、いずれの給与区も通常のトウモロコシ飼料を給与した区と同等の体重と飼料要求率を示した。フィターゼ高添加区では生存率がやや低かった。また、出荷時の敷料水分量は、酵素類の添加の如何にかかわらず、全ての玄米飼料給与区で通常トウモロコシ飼料区より高くなり、視覚的、感触的にも敷料性状が通常飼料区より悪化しており、酵素類添加による水分低減効果は認められなかった。以上の結果から、玄米の多給においては、糞水分の上昇を抑える酵素以外の方法の探索が必要と考えられた。 |
| カテゴリ | 出荷調整 飼料用米 とうもろこし 鶏 良食味 |