課題名 | 暖地多発型の侵入・新規発生病害虫の発生予察・管理技術の開発 |
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課題番号 | 2012020418 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
松村正哉 |
協力分担関係 |
中国江蘇省農業科学院植物保護研 南京農大 農環研 ベトナム南部植物保護センター 岡山大学 沖縄県農業研究センター 浜松医大 鹿児島農研セ 沖縄県病害虫防除技術センター那覇本所・宮古駐在 雪印種苗(株) |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | 侵入・移動性害虫の広域移動予測モデルの高度化に関しては、トビイロウンカのベトナム南部メコンデルタでは土着の個体群による通年の発生が見られ、主にイネの収穫時期に移出し、移動時間は3時間程度、移動距離は100km程度の比較的短距離の移動であることを明らかにした。 新興・再興病の早期検出手法の開発に関しては、主要イネ科作物6種に対するイネ南方黒すじ萎縮ウイルスの感染・発病は確認できなかったが、ヒメトビウンカ体内におけるウイルスの増加を確認した。 顕在化病害を対象とした生産工程管理マニュアルに関しては、イネ紋枯病の発病と収量との関係については、圃場被害度と収量との間に負の相関が認められ、圃場被害度と穂ばらみ期の発病株率との関係から、収量5%減となる穂ばらみ期の発病株率(要防除水準)は12.3%であると推測した。また、イネ紋枯病の被害と玄米品質低下の関係については、圃場被害度と整粒歩合の間に負の相関、圃場被害度と白未熟粒率の間には正の相関があることを明らかにした。 |
カテゴリ | 害虫 管理技術 ヒメトビウンカ 防除 |