課題名 |
C 木材の需要拡大に向けた利用促進に係る技術の開発 |
課題番号 |
2014025664 |
研究機関名 |
森林総合研究所
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研究分担 |
井上明生
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研究期間 |
2011-2015 |
年度 |
2014 |
摘要 |
品質・樹種・産地等の判別技術の高度化について、解剖学的には識別が困難な樹種について近赤外分光分析法を用いた非破壊的な樹種判別法を開発した。これにより、産地偽装・違法伐採対策や国産材の需要拡大に貢献した。未利用木材を有効利用するため、国産広葉樹チップについて製紙用原料としての適性を評価し、製紙用原料としての需要拡大に貢献した。木質材料の最適な劣化促進試験方法を開発するため、様々な温水条件で木質ボードを劣化させ、劣化条件と木質ボードの強度性能の関係を解明した。これにより、木質ボードの信頼性向上・普及に貢献した。住宅におけるシロアリ食害を迅速に診断するために、木材内部のシロアリを非接触で検出する技術を開発し、「シロアリの検出を行うための検査機器に関する技術的ガイドライン」に活用した。その他、幾つかの成果は、グリーン購入法における特定調達品目への国産型枠用合板の追加、繊維板のJIS規格改正(平成26年9月)、白華抑制塗装木質建材及び耐候性塗装木質建材のAQ認証における品質性能評価基準に活用され普及が進んだ。
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カテゴリ |
需要拡大
評価基準
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