E 森林への温暖化影響評価の高度化と適応及び緩和技術の開発

課題名 E 森林への温暖化影響評価の高度化と適応及び緩和技術の開発
課題番号 2014025666
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 松本光朗
研究期間 2011-2015
年度 2014
摘要 我が国の森林・林業・木材生産による炭素量変化の将来予測を行う統合モデルを完成し、それを用いて適切な施策を評価・提案する手法を開発した。主要な天然林の優占樹種について温暖化影響予測により脆弱性を評価するとともに適応策を提示した。これまでに開発したモニタリング手法、時系列の土地被覆分類等を活用して森林炭素蓄積量の変化を算定するとともに、REDDプラスに関わる対象国の制度・政策に関わるポイントを分析し、それらの成果を踏まえてREDDプラスCookbookとガイドラインを改訂した。時系列高分解能衛星画像より樹冠消失を検出し、森林劣化を観測する技術を開発した。本重点課題の成果による論文が中央環境委員会気候変動影響評価等小委員会の「日本における気候変動の影響の現状及び将来予測」に引用され、我が国の地球温暖化対策に貢献した。二国間クレジット制度(JCM)のためのREDDプラスガイドラインについて、森林総研版を原案として、関係4省庁に呼びかけて政府公式版を開発したことなど、計画を大幅に超える成果が得られた。
カテゴリ 温暖化対策 モニタリング

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