課題名 |
多様な育種目標に対応した品種開発のための検定強化 |
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
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研究分担 |
研究部水稲G
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研究期間 |
新H26 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:多様にニーズに対応し、北海道稲作の発展に貢献する、省力栽培が可能な品種、耐冷・耐病性が優れる高品質・極良食味、高品質糯品種の早期育成を目指す。、成果:1)生本供試の移植・粳37系統のうち、熟期・耐倒伏性・特性検定等により圃場選抜した28系統の収量調査および食味・品質検定を行った。結果、「ななつぼし」並に多収で耐冷・耐病・良食味の「上系12148」と「ゆめぴりか」並の良食味で低アミロース遺伝子qAC9.3を持つ「上系13042」を有望と判断し、それぞれ「上育469号」、「上育470号」として配付予定である。、 2)生本供試の直播・粳4系統のうち、累年で苗立性が「ほしまる」より優れ、多収の「上系12264」を「上育471号」として配付予定である。、 3)生本供試の移植・糯7系統のうち、熟期・耐倒伏性・特性検定等により圃場選抜した5系統の収量調査および食味・品質検定を行った。結果、「きたゆきもち」や「はくちょうもち」より多収で、白度が高く、もち生地のやわらかさが持続する「上系糯13215」を「上育糯472号」として配付予定である。、 4)生予供試の移植351系統、直播55系統のうち、熟期、耐倒伏性、特性検定等により、移植195系統(粳176系統、糯19系統)、直播32系統を圃場選抜の上、収量調査を実施した。、5)系選供試の1238系統(粳565系統、糯673系統)のうち、熟期、耐倒伏性、特性検定等により、284系統(粳175系統、糯109系統)を圃場選抜の上、収量調査を実施した。、 6)中央農試育成系統の地域適応性検定試験を実施し、「空系13188、12253」をやや有望とした。
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カテゴリ |
育種
品種
品種開発
良食味
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