漁場環境の変化に対応した藻類の適正養殖に関する研究と新養殖品目の開発

課題名 漁場環境の変化に対応した藻類の適正養殖に関する研究と新養殖品目の開発
研究機関名 宮城県水産技術総合センター
研究分担 養殖生産部・気水試
研究期間 新H26~28
年度 2014
摘要 目的:ワカメ・コンブの漁場単位での栄養塩収支モデルを作成するとともに,ノリの適正養殖に関する研究を行い,高温耐性ワカメの育種開発も行うもの。、成果:①ワカメ・コンブ:松島湾内における漁場環境調査(水温,塩分,栄養塩等)及びワカメ,コンブの生育状況,密度調査を実施した。②ノリ養殖業に関して,9月上旬から週に1~2回の松島湾におけるのり漁場調査時に,最大23調査点において水温,比重,残留塩素を測定するとともに海水を採水し,栄養塩を分析し,調査翌日には栄養塩情報としてのり養殖関係機関へ送付した。松島湾奥の栄養塩が少ないことが多く,育苗方法や育苗漁場のあり方についての検討も必要であった。③ワカメ品種に漉いては,これまでの既存研究から日本海側の秋田県産天然ワカメの高温耐性が極めて高かったこと,西日本の系統も宮城(岩井崎)系統よりも比較的高い高温耐性が認められたことから,高温耐性系統の保存と東北の品種を含めた交配種の高温耐性の試験継続,高温耐性のある系統の収集継続,高温耐性系統の養殖試験を行う必要性が考えられた。④新養殖品目の開発として,ダルスの採苗は可能となったが,今後は最適養殖条件の検討が必要であった。、
カテゴリ 育種 育苗 高温耐性 品種

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