課題名 |
イワナ全雌三倍体作出技術の安定化とブランド品種作出のための遺伝資源の保存 |
研究機関名 |
宮城県水産技術総合センター
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研究分担 |
内水試
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研究期間 |
新H26~28 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:イワナ全雌三倍体作出方法の再検討及び有用な遺伝資源の保存に取り組み,特色ある養殖品種を供給することによって本件内水面養殖業の復旧を支援するもの。、成果:①イワナ全雌三倍体実用化試験では,内水面水産試験場が系統保存してきた本県在来種である荒川系のイワナを用いて,10月中旬から11月上旬にかけて採卵・温度処理を行った。孵化盆方式での卵管理では,平均発眼率は35.2%となり,過去の試験(平成23~25年度)に比べて高い値となった。これについては,従来の方法に比べて,1回あたりの処理卵数が減少したことで,処理前後の卵へのハンドリングが軽減され,発眼率が向上したものと考えられた。ハッチングジャー方式による卵管理では,管理中の通水トラブルにより全てのジャーで卵の噴きこぼれがあったため,温度処理区で平均16.2%と孵化盆方式に比べて低い値となった(二倍体ハッチィングジャー対照区の発眼率は67.1%)。また,平成24年度に作出し,当場で飼育されていた全雌三倍体種苗2千尾を県内の内水面養殖業者へ出荷した。②系統保存では,イワナ,ヤマメ及びギンザケについて継代飼育を行った。
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カテゴリ |
遺伝資源
温度処理
出荷調整
品種
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