摘要 |
研究の目的、昭和45年から続いた水田減反政策が縮減され、全国的に家畜への飼料用米給与が進行する中、食料米依存型の本県としても稲作と畜産の有機結合、連携強化を図る必要がある。、 今回、肥育牛への飼料用米給与を前提に、現行の肥育期間を4から5ヶ月間短縮することにより経営の効率化(繋養牛の回転率アップと集中管理)を意図した、牛肉生産システムの構築により、秋田県肉用牛の生産振興に資する。、試験計画、1)胎生期の増給(増し飼い)方法の解明(H27~28)、 ①子牛市場で増体の良い農家への聞き取りと産子調査、 ②父牛血統別発育調査とBLUP法による母牛能力との関連性調査、2)日中母子分離による強化哺乳法の確立(H27~29)、①母牛への飼料米給与と泌乳性の推定、②日中母子分離飼育における代用乳給与法の検討、③出生体重と哺乳量・発育性の検討、3)離乳から育成期の粗飼料多給発酵TMR給与技術の確立(H28~30)、 ①飼料米を含む秋田型高蛋白・高品質TMRの作成、 ②肋張りの良い素牛づくり(腹囲-胸囲=26cm以上)、4)肥育実証試験(H29~31)、 ①飼料米多給と適正ビタミンA制御技術の検討 、②超音波診断装置における皮下脂肪沈着、筋肉内脂肪(もも抜け)の推定、③枝肉調査と肉質分析・官能評価、
|