課題名 |
放射性物質の吸収量の把握、Ⅰ 農作物の放射性物質の吸収量の解明、1 畑作物の放射性物質の吸収量の解明 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
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研究分担 |
作物園芸部畑作科
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研究期間 |
完H23~H26 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:主要な畑作物について、交換性カリ含量の異なる土壌における放射性セシウム吸収の年次変動を把握する。、成果:震災翌年から、農業総合センターの普通畑(灰色低地土)における、複数の畑作物(ダイズ、アズキ、ラッカセイ、秋ソバ、ソルガム、エゴマ、ヒマワリ)の放射性セシウム吸収の年次推移について把握した。子実へのTF(移行係数)は作物間に有意な差がなく、エゴマを除いて2年続けて減少した。、 (1)放射性セシウムの茎葉へのTF(移行係数)は一部作物で2013~2014年には減少しなかった。本試験ではカリを一切施用せずに栽培した結果、土壌の交換性カリ含量は2012~13年に8mg/100g、2013~14年に6mg/100g減少し、20mg/100gを下回ったことが一部作物の放射性セシウム吸収に影響した可能性がある。、(2)子実へのTFは作物間に有意な差がない。エゴマ以外の作物では2年続けて減少し、2012~2013年と2013~2014年のTFの減少率はアズキを除いて低下した。、(留意点)、(1)TFは土壌の交換性カリ含量などによって大きく変動することが知られている。
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カテゴリ |
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