放射性物質の除去・低減技術の開発、Ⅰ　土壌表面に残留する放射性物質の除去・低減技術の開発、１　吸着資材と下草を活用した除去技術の開発

• 研究機関名: 福島県農業総合センター
• 研究分担: 果樹研究所栽培科
• 研究期間: 完H24～H26
• 年度: 2014
• 摘要: 目的：土壌表面に残留する放射性物質の簡易な除去方法について検討する。、成果：植生回復ネット（幅1.9ｍ）と根群の発育が旺盛なケンタッキーブルーグラス、シロクローバの組み合わせによる土壌表層剥ぎ取りは、土壌中の放射性Cs濃度の低減に有効である。、（留意点）、（１）牧草の生育量が少ない部分は根圏土壌の付着量が少ないため、均一な牧草草生を確保する。、（２）牧草の根圏土壌を含むネットの剥ぎ取りは重量が増えるにつれて巻き取りの作業性が低下するため、ネット幅を狭くするなどの工夫が必要である。、（３）剥ぎ取ったシートや土壌は、処分方法が明らかになるまで園内に一時保管する。、（４）ケンタッキーブルーグラス、シロクローバを組み合わせた土壌表層剥ぎ取りは、牧草の根張りを確保した後の根の生長活動が停滞する12～４月が適期である。
• カテゴリ: さやいんげん