1 水稲病害虫の合理的防除技術の開発、2)地理情報に基づく合理的防除法の確立、(1) いもち病、

課題名 1 水稲病害虫の合理的防除技術の開発、2)地理情報に基づく合理的防除法の確立、(1) いもち病、
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 生物資源G
研究期間 新H26~28
年度 2014
摘要 目的:いもち病の発生リスクに応じて防除回数を決定することは減農薬につながると考えられる。そこで、本病の発生が多い中山間地と発生の少ない平野部において、最適な防除回数を把握するための実証を行う。、成果:中山間地では、葉いもちの感染好適日が当該期間中に7日間、準好適日が5日間発生した。一方、BLASTAM(金沢市)による推定では、感染好適日はなく、準好適条件日も2日間のみであった。葉いもちの初発は中山間地では6月30日に確認された。、調査地点において葉いもち、穂いもちの調査を実施した。中山間地の無処理区、育苗箱施用剤単独区については、葉いもちの急速な進展が危惧されたため、7/14および7/25に本田防除を実施した条件下での調査となった。中山間地の無処理区(2回本田防除)、育苗箱施用剤単独区(2回本田防除)とも葉いもちの発病度、発病株率は葉いもちの調査期間を通して増加したが、育苗箱施用剤単独区の増加率は低かった。育苗箱施用剤+本田防除区では葉いもちは確認されなかった。中山間地の穂いもちの発病程度は、無処理区で中発生、育苗箱施用剤単独区で少発生、育苗箱施用剤区+本田防除区では極少発生となり、育苗箱施用剤+本田防除区が実質的に一番防除回数が少なかったにも関わらず、発病程度が低くなった。また、平野部では、全ての試験区で葉いもち、穂いもちは確認されなかった。、以上より、中山間地では6月30日に葉いもちの初発が確認されたが、葉いもちは発病までに1週間程度かかるため、6月23日前後に感染好適日があったものと考えられる。中山間地の育苗箱施用剤単独区については、いもち病の発生源(無処理区)に圃場が隣接していたことによる胞子飛散の影響が特に大きかったために、いもちが進展したと考えられる。、
カテゴリ 病害虫 育苗 いもち病 害虫 水稲 中山間地域 農薬 防除

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