課題名 |
麦類で増加する黒節病などの種子伝染性病害を防ぐ総合管理技術の開発 |
研究機関名 |
茨城県農業総合センター農業研究所
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研究分担 |
病虫
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研究期間 |
継H25~27 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:オオムギ麦黒節病に対して,種子消毒用薬剤及び生育期散布用薬剤の防除効果を明らかにする。また,耕種的防除技術として,雨よけ栽培の効果および収穫種子の品質への影響を明らかにする。、成果:①水酸化第二銅水和剤塗抹処理,金属銀水和剤浸漬処理及びオキシテトラサイクリン水和剤塗抹処理は,大麦の苗立ちへの影響がなく,黒節病の発病茎率の低減効果が認められたが,収穫した種子の保菌粒率の低減効果は認められなかった。②生育期の薬剤散布では,供試薬剤を出穂期から約1週間間隔で3回散布した結果,カスガマイシン・銅水和剤500倍液散布区及びオキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水和剤500倍液散布区で,収穫した種子の保菌粒率の低下が認められた。また,散布適期は出穂期後16日~23日頃と考えられるが,防除回数は1回では不十分であることが示唆された。③雨よけ栽培では黒節病の発病茎が認められず,収穫した種子の保菌粒率が大きく低減され,整粒重,容積重,千粒重は重く,発芽勢及び発芽率は優り,種子としての品質が高いと考えられた。、
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カテゴリ |
大麦
管理技術
種子消毒
防除
薬剤
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