課題名 |
関東甲信越地域の気象資源とソルガム新品種を活用した省力多収作物栽培技術の開発 |
研究機関名 |
群馬県畜産試験場
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研究分担 |
飼料環境係
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研究期間 |
継H25~27 |
年度 |
2014 |
摘要 |
スーダン型ソルガム「涼風」について播種量を5、6、8および10㎏/10aに設定して散播栽培を行った。その結果、1番草と2番草の合計乾物収量は1,327~1,714㎏/10aで8㎏播種区が最も多収であり、イタリアンライグラス「優春」の乾物収量と合わせた年間合計最大収量は約2,900㎏/10a(推定TDN収量約1,800㎏/10a)であった。またフレール型専用収穫機を利用して収穫調製した「涼風」のサイレージ品質は、予乾体系およびダイレクト体系いずれもV-scoreで90点以上と良質であり、牛の嗜好性も問題なかった。さらにダイレクト収穫後の2番草収量は、1番草の75~85%あったため、踏圧ダメージも小さいと考えられた。一方、農家圃場で慣行栽培により実施した「涼風」の実証試験では、2回刈り合計乾物収量が約750~1,100㎏/10aに留まり茎数も少なかったため、次年度は発芽率を高める播種方法の開発を検討する。トウモロコシとソルガムの混播試験は、トウモロコシをスーダン型ソルガム「東山交30号」が被圧しトウモロコシ単播よりも収量が1~2割程度抑制された。しかし「東山交30号」の再生草乾物収量(10a)が、止葉抽出期から出穂期では約400㎏~700㎏、さらに降霜後(11月下旬)には1,000㎏以上の区も確認され、合計乾物収量は最大で3,209㎏となりトウモロコシ単播より約30%向上した。
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カテゴリ |
イタリアンライグラス
栽培技術
収穫機
新品種
ソルガム
とうもろこし
播種
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