課題名 | 環境変動に対応したブドウの着色向上技術の開発1 着色しにくいブドウ品種の着色向上技術の開発 |
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研究機関名 |
山梨県果樹試験場 |
研究分担 |
生食ブドウ栽培科 |
研究期間 | 継H24~H28 |
年度 | 2014 |
摘要 | (1)樹幹結縛処理による着色向上方法の検討発芽前に、主幹もしくは亜主枝を結縛することにより着色が向上するか検討した。処理により結縛部は大きくくびれ、一定の着色向上が認められた。過剰に結縛状態になった樹において、樹勢の衰退、枯死が一部認められた。(2)現地優良系統の比較試験導入系統はウイルスを複合感染しており、高接ぎ樹において着色性を判断することは難しかった。新たに現地で着色が優れるとされる系統(「ピオーネ」、「ゴルビー」各1系統)について導入した。現在、ウイルスフリー化を同時に進めている。(3)生育促進による着色期の高温回避技術の検討簡易雨よけ施設の設置および年内シアナミド処理により、「ピオーネ」で5~7日程度の生育促進が認められ、着色始めも早まった。しかし、簡易雨よけの設置により果粒重が大きくなったため、明確な差は認められなかった。(4)着色向上資材の検討着色向上が期待される肥料資材、植調剤の処理による着色向上を検討した。新梢伸長抑制を目的とした植調剤処理では、フラスター液剤において顕著な効果が認められ、着色が向上し房形が良くなる傾向があった。(5) ジベレリン処理時期が着色に及ぼす影響の把握 第1回目GA処理を遅れて行うと、着色不良が助長されることが示唆された。現地2園(一斉処理園)において、第1回目GA処理時期を変えた試験を行った結果、明確に差が認められた。(6)土壌マルチング処理が着色に及ぼす影響の把握タイベックシートおよびシルバーシートを土壌マルチ処理したところ、すべての供試品種で着色向上効果が認められた。また、処理により糖度が高くなる傾向があり減酸も早まった、 、 |
カテゴリ | 高接ぎ 品種 ぶどう |