課題名 |
鳥取のナシ産地再生に向けた画期的栽培技術の確立 |
研究機関名 |
鳥取県園芸試験場
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研究分担 |
果樹研究室
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研究期間 |
新、H26~28 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:ジョイント仕立て栽培技術体系の確立と作業補助具による筋負荷軽減効果の検討を行う。、成果:ジョイント仕立てに必要な長い苗を育成するために、1年枝部分の葉の除去効果を検討した結果、3月下旬、5月上旬いずれの時期に除去しても生育に悪影響を及ぼすことなく新梢の伸びを良好にする可能性が認められた。、 果そう葉を除去して育成したジョイント仕立て用苗のジョイント1年目の樹体生育を検討した結果、果そう葉を残して育成した苗木と生育に差がなかったことから、育苗する際に果そう葉を除去しても良いと考えられた。、 定植後の生育が優れる植え付け方法を検討するために、‘幸水’2年生苗を用い4種の方法(ポット側面にスリット、側面を展開、ポットはぎ取り、無処理)で植え付けた結果、はぎ取りが最も生育が良かった。、 大苗育苗時の防除体系について、散布回数12回(前年:同21回)、成分回数24回(前年:同42回)で検討した結果、病害の発生量は少なかったが、虫害はアブラムシ類、ニセナシサビダニ、ハダニ類及びシャクガ類が多く、散布回数の削減には定期的な観察とその対策が必要と考えられた。、 作業補助具のナシ栽培における有用性を評価するため、筋肉への負荷軽減効果を検討した。農業用アシストスーツ(K社製)と作業用腕支持具(A製作所製)について、交配、摘果時の筋電位を測定したところ、筋負荷軽減効果が認められたが、作業内容によって効果の得られる身体部位が異なるため、導入にあたっては注意が必要と考えられた。
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カテゴリ |
アシストスーツ
育苗
栽培技術
ニセナシサビダニ
防除
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