課題名 |
簡易・迅速土壌診断による野菜の適正施肥技術の確立 |
研究機関名 |
鳥取県園芸試験場
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研究分担 |
野菜研究室
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研究期間 |
新、H26~29 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:生産現場で実施可能な水抽出による土壌養分分析法の開発と、スイカ栽培において堆肥施用下における窒素施用基準、養分吸収特性に基づいた施肥技術の確率を行う。、成果:リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウムについて蒸留水で抽出した水溶性画分中の濃度を慣行抽出液で抽出した場合と比較した結果、リン酸およびカリウムは抽出濃度に相関が認められ、水抽出による土壌診断が可能と考えられた。、 スイカ-ブロッコリー体系で、堆肥施用下における適正な窒素施用量を検討した。その結果、オガクズ牛ふん堆肥を10a当たり8?施用した場合は、窒素施肥量を5割削減しても収穫果実の果重は慣行施肥と同等であった。また、堆肥を10a当たり4?施用した場合は、窒素施肥量を2割削減しても収穫果実の果重は慣行施肥と同等であった。、 スイカの養分吸収特性に合った施肥体系を明らかにするため、異なる窒素肥効体系で土壌中の無機態窒素濃度、スイカの生育、収量、養分吸収量を比較した。その結果、現地慣行施肥体系は交配前から果実肥大前期に土壌中の無機態窒素濃度が高く、現地低コスト体系は果実肥大後期に高くなった。硫安単肥体系は交配前から果実肥大後期まで比較的安定した無機態窒素濃度で推移した。交配前までの窒素肥効が少ないと初期の蔓伸長が劣り、窒素吸収量も少なかった。果実肥大の傾向は判然としなかった。、
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カテゴリ |
すいか
施肥
低コスト
土壌診断
ブロッコリー
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