モモのオリジナル新品種「さきがけはくとう」の高品質安定生産技術の確立

課題名 モモのオリジナル新品種「さきがけはくとう」の高品質安定生産技術の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹
研究期間 継(H24~H28)
年度 2014
摘要 1.栽培特性の把握:本品種の本摘果は、早生慣行の満開40日後程度から遅くとも満開45日後までに終えるのが望ましいと考えられた。中果枝、長果枝及び徒長枝の先端に着果した果実は糖度がやや低い傾向がみられ、その他の果実品質や生理障害には差がないものの、長果枝や徒長枝の先端部を優先的に摘果すると、品質の良い果実が生産できる可能性が示唆された。果実重が大きくなっても糖度は大差なかったが、核割れ果の割合が高まることから、生産目標としては最大で270g程度が望ましいと考えられた。樹冠下部(すそ部分)に着生する果実は、小果で糖度が低く、粉質化しやすいことが明らかとなった。、2.高品質安定生産のための栽培技術の確立:収穫後の尿素葉面散布が翌年の初期生育を促進する傾向が認められた。結果枝の長さ50cmに1果の間隔で着果させると、成熟時の葉果比が目標とする1果当たり130枚程度となり、果実肥大が優れることがわかった。本品種は「清水白桃」と同じ収穫基準で収穫すると、既に果肉が柔らかく、日持ち性も劣ったため、「清水白桃」の収穫基準よりも早めで、やや地色に緑色が残る程度で収穫する必要がある。、3.現地適応性試験:4地域6名のほ場で生育調査を実施したところ、定植4年目の生育状況は、園地間差が非常に大きく、樹の生育が速やかな園は土壌中の腐植や窒素含有率が高い傾向が見られた。
カテゴリ 栽培技術 新品種 生理障害 品種 もも

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