県産材生産の収益性向上のための採材ナビゲーションシステム開発

課題名 県産材生産の収益性向上のための採材ナビゲーションシステム開発
研究機関名 広島県立総合技術研究所林業技術センター
研究分担 林業研究部
研究期間 新H26~28
年度 2014
摘要 [目的] 、 地上型レーザースキャナ(TLS)を用いて立木の測定を行い,丸太の価格に大きく影響する曲りの等級(ABC材)を区分し,丸太の長さと伐採・鋸断位置の最適な組み合わせを求めるプログラムを開発する。さらにその採材指示データを地形情報等の空間情報と併せてGIS上に表示し生産システムをシミュレーションする。そして,GPS等により伐採候補木の伐採・造材・選別の情報を伐採・造材作業者に適切に伝達する「採材ナビゲーションシステム」を開発し,作業の効率化を支援する。また,森林資源調査~販売計画書作成~伐採・造材・選別作業までの効率化を解説するマニュアルを作成する。、[全体計画]、(1)地上型レーザースキャナ(TLS) を用いた樹幹形状把握手法の確立と高精度化、(2)樹幹形状解析を用いた採材指示データの空間データベース化手法開発、(3)採材指示データに基づく造材・選別作業システムの現地運用方法の検証、、[成果の概要]、広島県廿日市市吉和の46~50年生スギ・ヒノキ林にて,FARO社製のLaser Scanner Focus3D S120を用いてTLS計測を行い,スギ15本,ヒノキ15本を対象に,3m採材(元玉のみ)および4m採材(2番玉以上を含む全玉)の場合の最大矢高の推定値をレーザー点群データ解析により求めた。対象木はTLS計測後に伐倒・造材し,最大4番玉まで採材して合計75本の丸太について土場にて最大矢高の実測を行った。その結果,、(1)元玉の3m採材,4m採材ともに実測値と推定値の相関は高く,残差の標準偏差は0.5~0.6㎝であった。、(2)4m採材の採材玉間の比較では,元玉と2番玉については実測値と推定値の相関は高かったが,3番玉と4番玉では相関は低くなっていた。3番玉以上は樹冠内部に入り込んで枝葉がレーザースキャンの障害となり,点群データ密度が低くなったこと等が原因と考えられた。(3)JASの「素材の日本農林規格」で定める「針葉樹の素材の曲がり」に基づき,実測値及び推定値で等級区分を行った結果,両者は84%で同じ等級区分となり,高い適合率が得られた。、[今後の課題]、 最大矢高推定精度の与える要因の指標化を検討する。
カテゴリ GPS データベース

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