| 課題名 | 大型製材工場に対応した原木の供給と皆伐後の更新推進に関する研究 |
|---|---|
| 研究機関名 |
高知県立森林技術センター |
| 研究分担 |
森 林 経営課 |
| 研究期間 | 新H26~28 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | 目的:計画的な原木供給のためには、皆伐による供給可能量の把握や皆伐も考慮した集約化が必要であるとともに皆伐後の再造林が必要であるが、近年の低迷した木材価格やニホンジカの生息範囲の広がり等から、低コスト再造林が可能な区域やシカ被害リスクの少ない区域を明らかにして集中的に施策を展開することが重要である。本研究では、GISを活用して皆伐エリアやシカ被害リスクが少なく低コスト再造林が可能エリアを明らかにするとともに、コンテナ苗を低価格で供給する手法の開発と徒長の軽減方法やコンテナ苗の植栽可能な時期を明らかにすることにより原木の増産と再造林の促進に寄与する。、成果:① 傾斜が緩く小面積の皆伐地ではタワーヤーダやスイングヤーダによる集材が行われ、急傾斜あるいは比較的面積が広い皆伐地では本格架線による集材が行われていた。②コンテナ苗搬入作業について架線運搬と人力運搬を比較したところ、架線運搬2.50人日/ha、人力運搬5.57人日/haであった。架線運搬速度と人力運搬速度の関係から移動距離47mまでは人力運搬の方が有利であった。急傾斜地での運搬方法は、植栽地までの搬入作業は架線により行い、植え付けに伴う植栽地内での小運搬は人力で行うことが適当であると示された。③スギについて150ccコンテナで育苗を検討したところ、播種1年後に第二世代精英樹種子で平均苗高36cmのコンテナ苗を育苗することができた。④9月上旬に植栽した300ccコンテナ苗の6ヶ月後活着率は73%であった。一方、同日に搬入して現地保管を行い7日後、14日後、28日後に植栽した苗の活着率は95~100%で、林地での1カ月程度の保管の可能性が示された。植栽6ヶ月後の樹高成長がみられないが、地際径は当日植栽区と7日後植栽区での成長と、それに伴う形状比の低下がみられた。⑤シカ密度の増加に伴いシカ食害率が増加し、イネ科植物の植被率が減少した。イネ科植物の植被率はシカ密度10頭/km2程度を超えたあたりから減少し始め、シカの安定密度とされる4~12.5頭/km2(平均8頭/km2)と概ね一致した。 |
| カテゴリ | 育苗 傾斜地 シカ 低コスト 播種 |