| 課題名 | 乳牛ペレット飼料の加工調製及び給与技術の開発 c. 乳牛用配合飼料の流通特性と配合価格の検討 |
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| 課題番号 | 2014027425 |
| 研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 山形大学農学部 |
| 研究期間 | 2010-2014 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | (目的)飼料用米ペレット乳配の価格と長期利用した酪農経営に及ぼす影響を検討した。(方法)経営調査は給与実証試験を行った山形県内の酪農家2戸(酒田市: A農家,大蔵村: B農家)において慣行配合飼料を対照区,飼料用米ペレット乳配を試験区として実施した。実証農家の農地面積,購入飼料費,牛乳売上高等の酪農経営状況は聴き取りによる調査を行った。日給与量はすべて秤量して飼料分析を行った。)飼料単価のうち自給のグラスサイレージ,牧乾草は「平成24年度畜産物生産費」(2012,農林水産省)を引用し,イネWCS単価はA農家の栽培調製試算値に基づいた。試験配合飼料および市販配合飼料の保証成分のうち,各原料の配合割合のうち最も割合の多いものの原料価格等を調査し配合飼料原料価格とした。トウモロコシおよび他の原料価格は日本経済新聞社の商品市況データ,肉牛ジャーナル2014年11月号の飼料相場を参考にした。飼料用米価格は実際の購入価格とし,農家渡し販売価格の差から配合飼料価格等を検証した。(結果)実証農家はいずれも水稲との複合経営でB農家は給与所得があった。飼養頭数はA農家34.2頭,B農家35頭,自給飼料面積はA農家2.35ha,B農家1.0haであった。供試配合飼料の成分値は試験飼料のCFがやや低い以外はほぼ同等であった。搾乳牛への日・頭当り給与飼料費はA農家(試験区1,217円,対照区1,220円),B農家(試験区1,347円,対照区1,443円)となり,対照配合飼料単価が高くかつ自給飼料面積の少ないB農家が高くなった。これに対し低価格のイネWCSを多給し、A農家が低くなった。飼料用米ペレット乳配を使用した酪農家は,嗜好性が高く乳量・乳質に差がないことから価格が合えば切り替えてもよいと述べた。配合飼料の単味原料価格(円/kg)は2013年比で飼料用米5.26円減の25.74円,トウモロコシ0.99円減の24.84円となったが,他の原料価格高騰により原料全体では「国産飼料17」1.18円増の38.45円,「市販配合B」5.55円増の41.36円となった。A農家は前年度実証を行っていないため不明である。原料価格と販売価格の差は「国産飼料17」22.65円,「市販配合A」25.40円,「市販配合B」28.53円となり,資材・保管・運賃・利益等となっていると推察され、飼料用米がトウモロコシを下回る価格であれば製造と利用が促進されるものと思われた。 |
| カテゴリ | 加工 経営管理 飼料用米 とうもろこし 肉牛 乳牛 |