課題名 | 暖地における高品質肉用鶏への飼料用米の給与技術の開発 |
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課題番号 | 2014027465 |
研究機関名 |
(国) 東北大学 福岡県農業総合試験場 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2014 |
摘要 | これまで試験場にて飼料用米はとうもろこしと完全に代替できることを明らかにしてきたが、実際に「はかた一番どり」を飼養している生産農家に玄米30%配合飼料を4週以降から給与し、発育成績や飼料の取扱い特性および経済性について問題がないか調査した。前期後期を通じてとうもろこし主体の飼料を給与した対照区に比べて育成率、発育成績は同等であり、飼料用米多給で見られた一時的な嗜好性低下もなく、かえって試験区の飼料要求率は対照区を上回る成績であったため、通常飼料を給与した対照区に比べ玄米30%配合した試験区で収益性の向上も期待できることが明らかになった。また、玄米30%レベルでは給餌ラインの詰まりもほぼなく、定期的に敷料水分を測定したが出荷時には試験区で有意に低下し、捕鳥時に支障がないことを明らかにした。 さらに、これまでの試験において、よくみられた玄米多給による敷料水分増加を解消するため、「はかた一番どり」に後期飼料から全粒玄米60%配合飼料に枯草菌を主体にした生菌剤を混合して給与し、敷料水分低減効果を調査したが、生菌剤混合による効果は認められなかった。 |
カテゴリ | 出荷調整 飼料用米 生菌剤 とうもろこし 鶏 |