課題名 | リンゴ有機栽培実践園における病害虫発生抑制機構の解明と生物指標を用いた圃場評価法の開発(リンゴ有機栽培実践園の微生物相の動態分析に基づく微生物指標の策定と病害虫発生抑制機構の解析) |
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課題番号 | 2014027563 |
研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 弘前大学 |
研究期間 | 2013-2017 |
年度 | 2014 |
摘要 | リンゴ有機栽培実践園における微生物相の特徴を明らかにすることを目的として、K園と青森・岩手・長野県のK園を模倣した自然栽培園及びJAS有機園を調査した結果、K園、K園隣接模倣1年目園と長野県模倣園は病害虫被害が軽度、青森県と岩手県の模倣園は病害虫被害が甚大であった。K園と模倣園は真菌類が少なく細菌種が豊富で、JAS有機園は菌類・細菌類共に貧弱であった。マクロアレイデータのクラスター分析の結果、自然栽培園と慣行防除園が各々グループを形成し、K園・K園隣接模倣1年目園・長野県模倣園が近隣に位置した。自然栽培園では真菌類のAureobasidium、Cryptococcus、Sporidiobolusが減少し、細菌類、特にPseudomonasが豊富だった。マクロアレイデータのクラスター分析からK園を基準(仮想の理想到達点)とする自然栽培園の微生物相のおおよその現状(到達程度)を提示できる可能性を見出した。 |
カテゴリ | 有機栽培 害虫 評価法 防除 りんご |