課題名 | ア 林木遺伝資源の収集、保存及び配布 |
---|---|
課題番号 | 2015027932 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | 育種素材として利用価値の高いスギ、ヒノキ、カラマツ、コウヨウザン等1,078点、絶滅危惧種・天然記念物等で枯損の危機に瀕しているクロビイタヤ、トガサワラ、シコクシラベ、キタゴヨウ、キヨスミミツバツツジ等214点、その他森林を構成する樹種 であるハナイカダ、カマツカ等15点、計1,307点を探索・収集した。 さし木、つぎ木又は播種により増殖し、養苗してきた成体(苗木)675点を保存園等に植栽し保存した。また、探索・収集した種子 、花粉693点を適切に温度管理できる貯蔵施設に集中保存した。 さらに、遺伝資源保存園等に保存している、スギ、ヒノキ、カラマツ、トドマツ、テリハボク等の多様な樹種を対象として、成体4,925点、種子1,099点、花粉80点、計6,104点について特性調査を実施し、成長形質、さし木発根率、種子発芽率等の特性を評価した。 林木遺伝資源の配布については、配布希望に対して利用目的を確認した上で、29件223点の配布を実施した。 各地の天然記念物や巨樹・名木等の収集・保存と併せて、所有者等の要請により後継樹を増殖するサービス「林木遺伝子銀行110番」 を実施した。平成27年度の実績は13件受諾、18件の里帰りを行った。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 温度管理 播種 みつば モニタリング |