| 課題名 | (エ)太平洋クロマグロを中心としたかつお・まぐろ類の資源管理技術の開発 |
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| 課題番号 | 2015027938 |
| 研究機関名 |
水産総合研究センター |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2015 |
| 摘要 | ・太平洋クロマグロについて、改良したモデルによる資源解析を行うとともに、入力パラメーターを改善し、資源評価を 実施した。また、改良モデルとプロダクションモデルとの比較検討を行った。クロマグロ等の加入レベル評価手法の検討を行い、太平洋クロマグロについて加入量調査結果を活用した漁獲戦略を立案するとともに、その考え方を対外的に紹介した。 ・太平洋クロマグロの成長式に季節性を取り込んで改善し、その結果を資源評価モデルに適用した。太平洋クロマグロの仔稚魚調査を実施し、主産卵場の時空間的分布特性を明らかにし、過去との比較を行った。核実験由来の放射性炭素が太平洋クロマグロの耳石の齢査定に有効であることを検証した。太平洋クロマグロの加入量速報について年4 回の実運用を初めて行った。 ・日本近海に来遊するカツオについて、アーカイバルタグ(データ記録型標識)による北上来遊経路の実証に加えて、耳石や繁殖特性を用いた分析により、熱帯域との資源との交流についても分析を進めた。常磐・三陸沖のカツオ来遊量予測において、海洋環境要因を考慮した加入予測手法を開発した。 ・漁場探索の効率化に関しては、遠洋かつお釣り調査で検証されたタスマン海公海漁場における漁場形成指標について、民間への普及が進み、この知見を活用した操業が計画されている。海外まき網漁業調査で実施した、人工集魚装置(FAD)に魚探機能付きGPS ブイ を装着して魚群の付きの良いFAD から操業する手法が普及し、当該ブイの民間船への導入が増加した。効率的操業に関しては、遠洋まぐろはえ縄調査において、浮縄を深くする深縄操業がタヒチ周辺漁場で高いCPUE を得られる効果を確認した。この操業手法を導入す る漁業者も出てくるなど実用化が進み、日々の釣獲試験結果の報告等を通じ普及を促進した。太平洋クロマグロひき縄調査では、ヨコワ(幼魚)の釣獲~活け込みの生残率が80~85%であることを明らかにし、操業効率化のための基礎的知見を得た。省エネ方策では、遠洋かつお釣りで検証した活餌飼育温度を20℃に保つ手法が、新造船を活用するもうかる漁業創設支援事業に導入され、漁業者による検証作業が行われた。また、近海かつお釣りでは船体小型化及び短期操業の実践により経費節減効果の検証を進め、一定の成果を得たことから、漁業者を対象に経過報告を随時行うことにより、収益重視の考え方の普及を進めた。 ・かつお・まぐろ類の資源評価の精度向上や資源管理技術の開発等により、学会発表等のほか、北太平洋科学委員会等へ国際管理の基礎となる科学的知見を提供した。また、省エネ、省コストを通じて合理的な操業を実現し、海外まき網漁業の経営安定化に貢献した。本研究課題の成果は、さらなる収益の確保と漁船漁業の構造改革等に貢献することが期待される。 |
| カテゴリ | 管理技術 経営管理 コスト GPS 省エネ・低コスト化 繁殖性改善 |