(イ)省エネルギー・省コスト技術の活用による効率的な漁業生産システムの開発

課題名 (イ)省エネルギー・省コスト技術の活用による効率的な漁業生産システムの開発
課題番号 2015027950
研究機関名 水産総合研究センター
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 ・漁船の安全性確保については、ブルワーク(波よけ板)複板化やデッキ嵩上等の安全性向上のための基礎技術の効果を 、模型実験結果を基礎にした数値解析により体系的に評価した。
・漁船の省エネ運航・操業については、燃油消費量可視化装置・船体動揺計測可視化装置の統合的運用による運航操業支援システムを開発した。
・これまでに開発された省エネ・省人・軽労化のための要素技術を統合した省エネ生産システム(将来型小型底びき網漁船)を設計した。
・省エネ漁具設計については、これまでの成果をまとめて、小型底びき網設計のためのガイドラインを作成した。
・漁労作業の改善については、これまでに開発された作業負荷評価手法をまとめて、総合的な漁労作業定量評価手法を提示した。さらに、普及啓発用のリ-フレット(「底びき網選別作業への作業台導入」など)及び実用的な軽労化支援スーツを作製し、具体的な改善 策として提示した。底びき網漁業の生産性向上と軽労化のためのトリプルローラー(網まき込み装置)の導入についても技術開発を行い、現場への導入策を提示した。
・音響調査については、主に多獲性浮魚類を対象として広帯域魚探を用いた魚種識別・体長推定アルゴリズムを開発した。
・いか釣り漁業生産システムについては、平成26 年度までの成果として得られていたスルメイカの集魚灯に対する行動の仮説に基づ き、調査船においてLED 漁灯の配置改善と光量増加を行い、従来灯装備の民間漁船にほぼ匹敵する漁獲を上げ、省エネも達成した。このようにスルメイカの行動を光によって制御できることが実証でき、LED 漁灯を用いた新しいイカ釣り生産システムを構築した。
・まき網の操業効率化については、漁具シミュレーションシステムであるNALA システムの改良などにより、漁具挙動可視化技術を高 精度化・実用化できた。
・本研究課題の成果は、安全な漁船の設計及び運航、底びき網漁業、まき網漁業など我が国の基幹的漁業の省エネと軽労化及び操業の効率化に順次活用されており、今後も活用されることが期待される。
カテゴリ 軽労化 コスト 省エネ・低コスト化

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