(ウ)遺伝資源、標本等の収集・評価・保存

課題名 (ウ)遺伝資源、標本等の収集・評価・保存
課題番号 2015027954
研究機関名 水産総合研究センター
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 ・養殖や食品産業に有用な水産生物の遺伝資源の収集・評価・保存(ジーンバンク事業)に取り組み、ホームページの更新 並びにワムシ研修会を通じた技術普及するとともに、アグリビジネス創出実用化展示会への出展、パンフレット作成による広報・普及活動を行い、有償配布実績は110 点となった。有償配布可能なアクティブコレクションは、アマノリ類試験研究における標準株としてのナラワスサビノリU-51 株を含め、藻類サブバンクで7 株増加した。保存株が他の事業や研究に活用され、それらの推進に貢献した 。
・水産生物標本の収集・評価・保存に取り組み、卵稚仔調査事業で採集されたプランクトン標本のうち、一部の自治体を除く標本を一元的に東北区水産研究所に集約してデータベースへの登録を行い、8.8 万本分の標本目録をホームページに掲載した。蓄積されたプランクトン標本の解析を進め、その成果が日本周辺の沖合域生態系における重要海域(EBSA)の抽出や農林水産技術会議の温暖化プロジェクトにおいて活用された。さらに、魚類標本を用いた南インド洋魚類の同定ガイドを作成した。
・第4 期に向けて大型藻類サブバンクを東北水研に拠点化し、北水研が協力する体制を構築した。また、動物プランクトン標本について東北水研での一元管理を進めていたが、標本数の増大、標本分類等を鑑み第4 期には西海水研も標本管理を分担する体制とした。さらに、魚類標本についても各水研における年齢形質標本の所蔵情報を収集することとした。
・本研究課題の成果は、多くの他機関に研究試料として利用されたほか、センターが実施する他の事業に研究において活用され、その推進に貢献した。また、センターの広報、教育活動のため、魚類標本を貸し出すなど、センターの研究資源として広く活用された。今後もあらゆる場面での利活用が期待される。
カテゴリ 遺伝資源 データベース モニタリング

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