生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発

課題名 生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発
課題番号 2015027806
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 筑波大
三菱樹脂アグリドリーム(株)
富山県広域普及指導センター
東近江農業農村振興事務所
千葉長生農改
茨 城県西農林結城農改
各県公設農業研究所
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 花成反応に及ぼす光質や日長等の影響の分子機構の解明に関しては、キクタニギクにおいて短日条件でのFTL3誘導による 促進機構、長日あるいは暗期中断でのAFT誘導による抑制機構、茎先端部でのTFL1発現による花成抑制の3者のバランスにより決定されることを明らかにした。_x000D_
高精度開花調節技術の開発に関しては、_x000D_
a) これまでの光応答解析の知見を基に選抜した電照栽培に適した夏秋小ギク品種を用いて、露地電照栽培を核とした需要期出荷に向 けた開花調節技術を開発し、秋田県、福島県、富山県、滋賀県、岡山県で実証した。_x000D_
b) 高温による開花遅延の程度が軽い夏秋ギクにおいても秋ギクと同様に、開花と花成ホルモンFTL3発現が高温で抑制される感受性が 高い時間帯が暗期の後半にあることを明らかにした。_x000D_
高品質多収生産技術の開発に関しては、_x000D_
a) 12月定植の作型においてNFT水耕栽培を用いて加温10℃の低炭素型温度管理条件、高昼温とCO2施用による光合成促進、18時間日長 処理と発蕾までの少肥管理を組み合わせることで、秀2L規格で花形質の優れた高品質なトルコギキョウ切り花が得られることを明らかにした。_x000D_
b) 東北地域の冬季ガーベラ栽培において、温水チューブやステンレステープヒーターによるクラウン部分20℃加温により、設定室温 を15℃から10℃に下げても同等の切り花収量が得られることを明らかにし、投入熱量の大幅な削減(最大43%)を可能とした。_x000D_
c) 灯油燃焼式加温器の排気からCO2を回収・貯留し、施設内に施用するシステムの試作機を用いてスプレーギクを栽培することにより、切花品質の向上に有効な低炭素型光合成促進技術であることを確認した。_x000D_
カテゴリ 温度管理 ガーベラ きく 栽培技術 CO2施用 施設園芸 出荷調整 水耕栽培 トルコギキョウ 品種

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