③ 遺伝子組換え家畜の高度利用技術の開発

課題名 ③ 遺伝子組換え家畜の高度利用技術の開発
課題番号 2015027908
研究機関名 農業生物資源研究所
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 1.高脂血症/動脈硬化症モデルブタのミニブタ化について、家畜改良センターが開発したミニブタ(サクラコユキ)とLDLR-KOブタを交配し、埼玉県と茨城県で系統造成を行っている。今年度、戻し交配による4代目の産子を得た。これらを交配し、産子が得られれば当初の計画が完了する見込みである。引き続き、形質(病態及び矮小性)の固定を行うとともに生産を進め、ミニブタ化されたモデルブタの評価を行う。新規の共同研究先(または顧客)を開拓し、民間での生産販売も検討する。また特許許諾によるライセンス収入を目指す。
2.ブタの精子幹細胞の系譜・機能を解明することで、精子幹細胞の活用、特に遺伝子組換え個体作出の新しい方法の開発が可能となる。出生直後から,造精がみられる成熟精巣まで,ブタにおいてはPGP9.5が一貫してgonocytes / spermatogoniaのマーカーとなるこ とを発見した。さらにPercoll密度勾配遠心分離を行い、さらにDifferential Platingでの浮遊細胞を回収することで、PGP9.5陽性細 胞の濃縮に成功した。この方法でブタ精子幹細胞を効率よく回収できることが明らかとなった。
3.顕微授精や体細胞核移植などの発生工学の手法において、卵の活性化の効率化が望まれている。PLCζは精子細胞質に存在し、マ ウスなど他のほ乳類では卵活性化因子として同定されている。昨年度、クローニングに成功したブタPLCζの機能解析を行った。濃度 依存的な活性化能(正常前核形成能及び胚盤胞形成率)が見られ、この遺伝子が卵活性化能を有することが明らかとなった。
4.高度免疫不全ブタの開発は、ヒトの幹細胞の移植を可能とし、ブタ体内にてヒト型臓器が構築できる可能性を持つ。今年度は、外部機関と共同して担がんモデルの開発を開始した。まず、免疫不全ブタへがん細胞を皮下注入することでがん細胞の生着を確認し、次に肝臓にがん細胞をエコーガイド下で穿刺注入した場合も、がん細胞の生着が確認できた。
カテゴリ さくら

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