津波被災水田におけるほ場管理技術の確立

課題名 津波被災水田におけるほ場管理技術の確立
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 土壌肥料部
研究期間 継H26~28
年度 2015
摘要 <目的>、 東日本大震災の被災水田のうち被災程度が大きいほ場の復旧は,客土などによる地力が低下したほ場の技術対策や客土に含まれる礫への対策が急務となっている。ここでは,客土土壌および砂質土壌における水稲に対する有機物や肥効調節型肥料等の施用効果について明らかにするとともに,礫をストーンクラシャヤーで破砕し,土壌に混和した場合の作物に対する影響を調査する。また,除塩対策等が行われた農地で震災以前より地盤沈下したところでは,復旧後も海水の浸入による塩害の発生が懸念されるので,塩害対策技術確立が必要となるため,地下潅漑による転作大豆の塩害抑制技術を検証する。、<成果>、1)土壌改良試験(場内試験)では,土壌からの窒素発現量が少なく,たい肥等の施用が難しい場合,硫安とLP100等を用いて応急的な栽培を続けることで,土壌を徐々に富化させることができる。たい肥の施用により,土壌の物理性の改善効果が見られた。、 土壌改良試験(現地実証試験)では,本砂質水田で緑肥を春に播種しても,一定の生育量を確保でき,すき込みによる水稲生育後期葉色値の増加が認められた。しかしながら,計画以上の施肥量としたため,いもち病が発生し,施肥等による収量品質への効果は分からなかった。また,客土水田では慣行区にくらべ,増肥や緑肥すき込みを行った区は籾数は多かったが,登熟歩合が低いため収量は対照区並または減少した。、2)石砕工法のストーンクラッシャー実演会場の礫分布結果から,クラッシャー施工回数が多いほど土壌は細かく砕けることが確認できた。また,実際の施工状況においては施工回数が1回に留まっており,実演会場の1回施工区と比較して,5mm以下の礫および細土の割合が少なく,より砕け方が荒かった。、3)塩害対策技術の検討では,地下潅漑期間の地下水における塩素イオン500㎎/L以下の層が1.8m以上形成された。土壌調査の結果,塩素イオンは基準値(50㎎/100g )を下回った。FOEAS潅漑施工後,8月から土壌15~30㎝層よりも0~15㎝層の土壌EC及び土壌塩素イオンが低い傾向にあった。
カテゴリ いもち病 FOEAS 管理技術 水田 水稲 施肥 大豆 土壌改良 播種

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