| 課題名 |
耐冷性やいもち病抵抗性を強化した東北オリジナル業務・加工用多収品種の開発 |
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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| 研究分担 |
作物育種部
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| 研究期間 |
継H26~30 |
| 年度 |
2015 |
| 摘要 |
<目的>、 食生活の多様化や国産飼料の需要の高まりにより安価な業務,飼料,加工用米品種が求められている。業務用米については,中食・外食産業で必要とされる大口需要に応えるためには,一定の生産量を安定的に確保する必要があり,栽培特性や広域適応性に優れた品種の開発が重要となる。、本研究では,耐冷性といもち病抵抗性を強化した東北中南部向け多収水稲品種(業務,飼料,加工用)の開発と栽培マニュアルを作成することを目的とする。、<成果>、1)耐冷性といもち病抵抗性を強化した業務用米品種の開発、 東北206号,210号,214号,215号,219号,220号,221号,222号の8系統の生育,玄米収量および各種特性を評価した。精玄米重は東北206号,215号,219号,221号がひとめぼれにやや優った。東北215号,219号,220号,221号の玄米千粒重はひとめぼれより大きく,東北210号の玄米千粒重が20.3gと小さかった。各種特性は,東北214号,東北215号,東北221号はいもち病抵抗性が強以上となった。東北219号,220号は,耐冷性が極強に至らなかった。東北214号, 220号,221号,222号で高温登熟耐性の総合評価がやや強以上となった。東北210号, 222号は食味が総合値で「ひとめぼれ」に大きく優り,東北210号を品種登録出願予定とした。新配付系統として,中生の東北224号,晩生の東北225号の2系統を選抜した。東北224号は,ひとめぼれに比べて,玄米千粒重はやや大きく,精玄米重はやや多く,玄米品質,食味は同程度である。東北225号は,ひとめぼれに比べて,玄米千粒重は大きく,精玄米重はやや多く,玄米品質は優り,食味は同程度である。また,2系統ともにいもち病抵抗性に優れ,耐倒伏性もひとめぼれに優る。、2) 耐冷性といもち病抵抗性を備えた極多収飼料用米品種の開発、 東北211号,216号の2系統の生育,玄米収量および各種特性を評価した。精玄米重は東北211号はげんきまる対比110%と多く,東北216号は102%とげんきまると同程度となった。、3)耐冷性を強化した多収の酒造用米品種の開発、 東北酒217号,東北酒218号の2系統の生育,玄米収量および各種特性を評価した。精玄米重は東北酒217号が蔵の華対比102%と同程度で,東北酒218号が95%と少なかった。酒造適性については,宮城産技センターにて評価を継続中である。
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| カテゴリ |
いもち病
加工
飼料用米
抵抗性
品種
良食味
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