課題名 | より効率的な土壌浄化を可能とする新規カドミウム高吸収イネ品種の開発と栽培技術確立 |
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研究機関名 |
秋田県農業試験場 |
研究分担 |
生産環境部 作物部 |
研究期間 | 継H26~28 |
年度 | 2015 |
摘要 | 目的:カドミウム(Cd)で汚染された土壌を修復するためのファイトレメディエーション技術に適した難脱粒・耐倒伏性を有するCd高吸収稲品種・系統を、DNAマーカー育種技術を用いて開発する。また、開発した品種・系統を気象や土壌条件の異なる地域で栽培し、栽培特性や品種特性を評価し、地域の栽培条件に適した品種・系統を選抜する。 成果:高吸収候補5系統を供試し、生産力検定および追肥効果試験、最適基肥量試験を実施したところ、TJN8-11、TJTT8、MJ3、秋系697、秋田110号の順でカドミウム収奪量は高かったが、TJN8-11の耐倒伏性に課題があり、また生育特性を考慮して、TJTT8、秋系697を有望な系統として評価した。カドミウム収奪性に対する追肥効果は不明瞭で、散布時期や追肥量の条件検討が必要であることを明らかにした。また各系統の基肥量はN6㎏/10a程度が適正であることを明らかにした。 |
カテゴリ | 育種 栽培技術 栽培条件 DNAマーカー 品種 |