課題名 |
東北日本海側における畜産との連携を特徴とした低コスト大規模水田輪作体系の実証 |
研究機関名 |
秋田県畜産試験場
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研究分担 |
飼料・家畜研究部
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研究期間 |
完、(H26)、~、(H27) |
年度 |
2015 |
摘要 |
研究の目的、 生産コストの削減を図るために、水稲湛水直播栽培等の省力技術を導入実証するとともに、情報処理技術を活用して数名のオペレータで効率的に管理作業が行えるようにする。、 大豆、飼料用米、露地野菜について、新品種や新技術を用いて高い生産性の確保を目指す。、 飼料米と稲わらを畜産農家に提供するとともに、得られる堆肥を圃場に投入し持続的な作物生産を実証する。、 畜産では、飼料米等を活用した地域内連携を促進する地域営農システムの実証をテーマとし、青森県は養鶏、山形県は黒毛和種, 秋田県は酪農との連携を図る。、試験計画、 (1) 籾の膨軟化技術を利用したソフトグレインサイレージ調製・技術、 (1)-a. ソフトグレインサイレージ調製技術現地実証、 (1)-b. 搾乳牛用へのソフトグレインサイレージ給与試験、 (1)-c. TMRセンター流通体系を想定した農家現地実証、 (2) 酪農(乳牛)との連携を目的とした稲わら迅速乾燥調製・利用技術、 (1)-a. 稲わら迅速乾燥調製技術、 (1)-b. 搾乳牛における稲わら給与技術、成果のまとめ 、(1) コンバイン収穫による籾収量は116.4 kg/a、水分24.8%、乾物収量は87.5kg/aであった。、 成熟期までの籾水分は29%程度であったが、成熟期以降は水分が低下した。、 貯蔵1ヶ月後のpHは4.4と低下が認められ、強い発酵臭を呈した。、(2) 酪農家1戸において3ヶ月間給与実証試験を実施した。、 SGSを給与飼料中乾物割合13.1%(原物4kg/頭/日)で混合。これにより配合飼料利用量を、1頭あたり6.3kg→4.1kgと2.2kg/頭/日削減できた。、 乳量、乳成分に給与前後と比較しても変動は認められなかった。、(3) 泌乳牛6頭を用いて予備期10日, 本期4日の給与試験を実施した。、 乳量は慣行区21.1±4.6kg1, 稲わら区 22.7±4.9 kgと同等レベルであった。、 乳脂率、乳蛋白質率,無脂固形分率においても、慣行区と稲わら区は同等の値を示し、稲わら給与の影響は認められなかった。
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カテゴリ |
乾燥
コスト
直播栽培
飼料用米
新品種
水田
水稲
大豆
低コスト
鶏
乳牛
輪作体系
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