課題名 |
関東甲信越地域の気象資源とソルガム新品種を活用した省力多収作物栽培技術の開発 |
研究機関名 |
群馬県畜産試験場
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研究分担 |
飼料環境係
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研究期間 |
H25~27 |
年度 |
2015 |
摘要 |
夏期高温となる群馬県内等の中山間温暖地では、スーダン型ソルガム「涼風」とイタリアンライグラス「優春」を組み合わせた年3回刈り栽培は、獣害回避の慣行作付けであるソルゴー型ソルガムの多収品種単作と比べ、年間乾物収量が同水準であることや収量の年次間差が少ないことを明らかにした。安定栽培法の開発では、「優春」の乾物収量は播種から出穂期までの積算気温との相関が高く、10月中旬までの播種(積算気温1,100℃以上)で高い収量が得られることを明らかにした。一方、「涼風」の播種量を変えた試験では、前年に引き続き8㎏/10a播種区の乾物収量が最も多い結果となった。また苗立ちを安定させる播種方法は、播種後に覆土+鎮圧を行うことが効果的であり、苗立ち率は80%以上を確保できる。ダイレクト収穫体系による「涼風」の省力収穫調製試験では、1番草はフレール型収穫機により、2番草はハーベスタ+細断型ロールベーラ体系により収穫する方法で実施し、発酵品質はいずれも良質であった。ダイレクト収穫体系のメリットは、予乾体系と比較し、作業省力化が可能でありサイレージ品質の安定化を図れることである。
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カテゴリ |
イタリアンライグラス
栽培技術
収穫機
省力化
新品種
ソルガム
中山間地域
播種
品種
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