課題名 | 12.新鮮で安全な農畜産物を安定して提供するための技術開発、(1)地産地消を推進する安定生産技術の確立、(オ)消費者ニーズに合致した果樹有望品種の安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
神奈川県農業技術センター |
研究分担 |
生産技術部 生産環境部 企画経営部 |
研究期間 | 完H23~27 |
年度 | 2015 |
摘要 | 目的:「幸水」収穫前の盆前需要に対し、生産性の低い「筑水、新水」に代わる本県育成ナシ新品種「香麗、なつみず」の高品質安定生産と早期生産量確保を図る。価格の低迷するウメ生産への高品質新品種導入による収益性の向上。直売に向くブドウ、カキ新品種の安定生産技術の確立。、計画:(1)本県育成ナシ新品種の安定生産技術の確立、(2)本県育成ウメ新品種の安定生産技術の確立、(3) 直売向けブドウ新品種の安定生産技術の確立、(4) 直売向けカキ有望品種の安定生産技術の確立、期待される成果:ナシ新品種「香麗、なつみず」の収穫適期判定のためのカラーチャート作成と果実の熟度(果実表面色)別の日持ち性を明らかにする。ナシ新品種へのジョイント仕立て適応性を検討し、5年後に県民が購入できる早期成園化技術を確立する。ウメ新品種の交雑和合性や最適な品種構成を明らかにし、安定生産技術を確立する。ブドウ「シャインマスカット」の露地栽培における安定生産と「クイーンニーナ」の収穫時期前進技術を確立する。カキ「太秋」の安定生産のための垣根栽培技術を確立する。 成果:(1)本県育成ナシ新品種の安定生産技術の確立、 ‘香麗’、‘なつみず’は新梢を弱めに切り戻すことにより、花芽着生の多い側枝を養成できることなどが明らかになった。、(2)本県育成ウメ新品種の安定生産技術の確立、 5年生‘十郎小町’ジョイント樹で498kg/10a、4年生‘虎子姫’ジョイント樹で50kg/10aの収量が得られた。、(3)直売向けブドウ新品種の安定生産技術の確立、 ‘シャインマスカット’は着房節葉に尿素500倍液を散布した結果、果粒肥大を促進させるのに有効であった。、(4)直売向けカキ有望品種の安定生産技術の確立、 ‘太秋’への夏肥の効果を検討したところ、夏肥施用により、雌花の着生数が多くなり、雄花の着生数が少なくなった。葉果比を検討したところ、収量、果実重、翌年の結果母枝を考慮すると、40:1が優れていた。、 、 |
カテゴリ | うめ かき カラー 栽培技術 新品種 早期成園化 品種 ぶどう |