課題名 | 15.化学合成農薬に依存しない病害虫防除技術の開発と検証、(1)化学合成農薬の使用を減らすための病害虫防除技術の開発、(ア)イチゴの主要害虫に対する総合防除体系の確立 |
---|---|
研究機関名 |
神奈川県農業技術センター |
研究分担 |
生産環境部 |
研究期間 | 新H27~29 |
年度 | 2015 |
摘要 | 目的:イチゴ栽培において近年開発された「物理的防除資材」を組み合わせたときの害虫防除効果を検証し、天敵と物理的防除資材の併用、栽培環境を考慮した防除体系の確立を図るための基礎データを蓄積する。、計画:(1)各種物理的防除資材の効果、(2)栽培環境を考慮した主要害虫に対する防除体系の改善、期待される成果:イチゴ栽培において、化学合成農薬使用による環境への負荷を軽減し、物理的防除や天敵・有用微生物による生物的防除および生物機能等を利用した土壌消毒方法を組み合わせ、害虫の生態に基づく総合的な害虫管理技術体系を確立する。 成果:イチゴにおいてダニ類天敵製剤の利用によりアザミウマ類等の防除が困難になっている。有色ネット、二酸化炭素利用、アザミウマ類に対する天敵製剤を組み合わせた防除効果を検証した。ハダニ類に対する炭酸ガス処理において、天敵カブリダニ製剤の導入時期・回数・種の検討がさらに必要であることが明らかとなった。また、アカメガシワクダアザミウマ製剤は、導入前からアザミウマ類(害虫種)の寄生率が高いと十分に効果が発揮できないことから、アザミウマ類(害虫種)の施設内への進入を減らす赤色防虫ネットと組み合わせることで、アザミウマ類の被害を軽減できることが明らかになった。 |
カテゴリ | 病害虫 いちご 害虫 管理技術 生物的防除 土壌消毒 農薬 病害虫防除 防除 |