1 水稲病害虫の合理的防除技術の開発、2) 地理情報に基づく合理的防除法の確立、(1) いもち病

課題名 1 水稲病害虫の合理的防除技術の開発、2) 地理情報に基づく合理的防除法の確立、(1) いもち病
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 生物資源G
研究期間 継H26~28
年度 2015
摘要 【目的】いもち病の発生リスクに応じて防除回数を決定することは減農薬につながると考えられる。そこで、本病の発生が多い中山間地と発生の少ない平野部において、最適な防除回数を把握するための実証を行う。、【成果】 6/17~8/28の中山間地における葉いもちの感染好適日の日数を求めた結果、感染好適日が7日間、準好適日が14日間となり、平野部については、感染好適日、準感染好適日はそれぞれ1日のみとなった。中山間地では7/6に無処理区で葉いもちの初発が認められた。6/28,29のいもち感染好適日に感染し、7~8日後の7/6に発病したと考えられる。、調査地点において葉いもち、穂いもちの調査を実施した。中山間地の無処理区については、葉いもちの急速な進展が危惧されたため、7/10および7/31に本田防除を実施した条件下での調査となった。中山間地の無処理区(実際には2回本田防除)では葉いもちの発病度、発病株率は葉いもちの調査期間を通して増加傾向にあったが、その他の試験区については隣接した予防粒剤区で7/29にわずかに葉いもちが見られたのを除き、葉いもちは確認されなかった。中山間地の穂いもちの発病程度は、無処理区で少発生、予防粒剤区と育苗箱施用剤単独区で極少発生となり、育苗箱施用剤+本田防除区では穂いもちは認められなかった。また、平野部では、全ての試験区で葉いもち、穂いもちは確認されなかった。、以上より、いもち感染好適日が頻出する中山間地においては無処理区では葉いもちの発生のリスクが高く、箱剤による防除は必須である。本試験では箱剤の単独使用区や予防粒剤区でも葉いもちおよび穂いもちの発生は抑制された。しかしながら、昨年度のように、いもちが多発生して感染源の密度が大きい場合には箱剤による単独防除ではいもちの拡大を抑えられないこともある。従って、中山間地では、箱剤は必須であり、当年の圃場周辺環境に応じての本田防除が、いもちの防除には重要であると考えられる。
カテゴリ 病害虫 育苗 いもち病 害虫 水稲 中山間地域 農薬 防除

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