課題名 |
2 園芸品目における減農薬防除技術の開発、1) レンコンネモグリセンチュウ防除技術の開発、(2) 線虫密度低減技術の開発、② 休閑による線虫密度低減効果の検討 |
研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場
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研究分担 |
生物資源G
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研究期間 |
継H26~29 |
年度 |
2015 |
摘要 |
【目的】レンコンネモグリセンチュウによるレンコン黒皮症およびゆず肌症被害が本県レンコン産地の一部で発生している。そこで、本種に対する有効な防除法の一つとして、休閑を行った際の密度低減効果について検討する。、【成果】土壌中の線虫密度は、1月20日が59.7頭/乾土20gであったのに対し、10月7日には22.1頭/乾土20gとなり、低下が見られた。しかし、11月30日には、44.1頭/乾土20gとなり、再度増加した。以上より、圃場内のレンコンや雑草を除去して上で、休閑を行うことでレンコンネモグリセンチュウの密度低減が起こる可能性が示唆された。しかしながら、圃場内の線虫密度は、徳島県で策定された被害許容水準10頭/乾土20gを大きく上回っており、作付けを行っても被害が多発すると考えられることから、今後も休閑を継続する必要があると考えられる。また、10月7日から11月30日には密度の増加が見られており、効果の検証にはさらなるデータの蓄積と密度推移のモニタリングが必要だと考えられる。
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カテゴリ |
病害虫
雑草
農薬
防除
モニタリング
れんこん
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