2 園芸品目における減農薬防除技術の開発、1) レンコンネモグリセンチュウ防除技術の開発、(3) 被害拡大防止対策の確立、① 周辺雑草における寄生状況

課題名 2 園芸品目における減農薬防除技術の開発、1) レンコンネモグリセンチュウ防除技術の開発、(3) 被害拡大防止対策の確立、① 周辺雑草における寄生状況
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 生物資源G
研究期間 継H26~29
年度 2015
摘要 【目的】レンコンネモグリセンチュウによるレンコン黒皮症およびゆず肌症被害が本県レンコン産地の一部で発生している。ここでは、周辺雑草での本種の寄生を調査し、侵入拡大経路を明らかにする。、【成果】4科6種の草種を調査し、本田ではミズアオイ(ミズアオイ科)で、休耕田ではアゼガヤ、タイヌビエ(以上、イネ科)でレンコンネモグリセンチュウの寄生を確認した。H26年の調査結果と併せると7種の草種で寄生が確認され(計6科11種調査)、寄生が見られなかったのはキク科、キンポウゲ科のみだった。また、レンコン栽培における難防除雑草であるミズアオイに対しては、他の草種と比較して寄生性が強かった。以上より、2年間の調査で、被害の発生している本田および休耕田、畦畔に自生する雑草種を網羅的に調査した(計11種)が、レンコンネモグリセンチュウは多くの雑草種で確認された(計7種)。このことから、本種の寄主範囲は比較的広いと考えられる。、特に、本田ではミズアオイに対する寄生性が強く、本種の増殖源になる可能性がある。また、休耕田や畦畔では、アゼガヤ、ヒエ類などのイネ科雑草やヒデリコ、タマガヤツリなどのカヤツリグサ科雑草が増殖源になる可能性がある。また、除草後の雑草が畦畔等に放置されることで、降雨などによって線虫が流出し被害が拡大する可能性もある。、これらのことから、被害の拡大防止や密度低減に向けては、本田および休耕田、畦畔の雑草を除去することで増殖源を排除し、除草後の残渣を適切に処理することが耕種的防除として重要であると考えられる。
カテゴリ 病害虫 きく 雑草 除草 難防除雑草 農薬 ひえ 防除 れんこん

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