課題名 | 2 園芸品目における減農薬防除技術の開発、2)ネギ白絹病・軟腐病・ネギアザミウマ防除技術の開発、(2) 糖蜜土壌還元消毒によるネギ軟腐病防除技術の開発 |
---|---|
研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 継H26~29 |
年度 | 2015 |
摘要 | 【目的】ネギなどの野菜類の植物組織を軟化腐敗させる軟腐病菌は、感染した植物組織残渣や土壌中で残存し、条件によっては長期間生存する。糖蜜土壌還元消毒法による土壌中の軟腐病防除は有効な手段の一つと考えられるが、地温の確保が難しい低温期の露地での効果は明らかとなっていない。そこで、低温期における還元消毒の効果および被覆期間について検討を行う。、【成果】還元消毒後、土壌断面にジピリジル反応液を滴下し還元状態を確認したところ、20日間処理区、40日間処理区ともに十分に赤色を呈し還元が確認できた。また、2価鉄濃度測定の結果でも、還元状態を確認できた。被覆期間中の地温測定の結果、平均地温は約18度であり、積算温度は20日間処理区は448.8℃、40日間処理区は805.8℃であった。菌密度を測定したが、軟腐病菌を検出することができなかった。今後、ネギを栽培し、発病調査により糖蜜還元消毒の効果を検証する。 |
カテゴリ | 病害虫 ねぎ 農薬 防除 |