課題名 |
3 フリージアウイルス病防除技術の開発、1)ウイルスの特定と被害解析、(1) ウイルス検出法の確立 |
研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場
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研究分担 |
生物資源G
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研究期間 |
継H26~29 |
年度 |
2015 |
摘要 |
【目的】本県育成のフリージア新品種で問題となっているウイルスを特定し、病原ウイルスと病徴との関係を調査することで、防除技術を開発する上での基礎的知見を得る。前年度以前の研究により、RT-PCR法ならびにLAMP法により、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)を検出できた。これらの方法をもとに、より早期にウイルスを検出する方法を確立する。、【成果】H26年度にサンプリングを行った石川f6号について、RT-PCRにより球茎から開花期までのすべてのステージならびに花弁からFreMVが検出された。FreMVについて、半定量RT-PCRを行った結果、15サイクルで濃度を比較でき、球茎から低温処理直前までは低濃度で推移し、その後、1ヶ月間の低温処理終了時にはウイルス量が増えており、その後はそのまま推移していた)。対照のactin遺伝子については、各サンプル間で同等の増幅量を示していた。以上より、FreMVに感染しているものは、いずれの成長段階でもRT-PCRによりウイルスを検出でき、また、低温処理期間中のタイミングで増加していることが示唆された。
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カテゴリ |
いんげんまめ
新品種
フリージア
防除
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